当相談室は笑いの持つ効能に着目し、広く市民の皆様への健康増進活動の一環として、笑いのワークであるラフターヨガ（笑いヨガ）のセッションを2007年9月より定期的に開催しています。
また、2010年からは，ラフターヨガ（笑いヨガ）の心理療法としての効果をより高めるため、セラピューティックラフターヨガ（治療的笑いヨガ）を提唱し、セッションにてその実践を行っています。
セラピューティックラフターヨガ（治療的笑いヨガ）は、心理療法の様々な理論や技法と従来のラフターヨガ（笑いヨガ）の手法を組み合わせたもので、これまでより一生のストレス解消、健康増進効果が期待されます。
①生理的効果
グロブリンA増加による免疫力の向上、血中コルチゾールの減少やα波が増加するというストレス解消効果、血中インターロイキン6やインターフェロンγの減少による抗炎症効果、脳内神経伝達物質であるエンドルフィンの増加による鎮痛効果、ガン細胞と戦うNK細胞の増加による抗ガン効果など
②心理的効果
笑うから愉快になるなどの気分を良くする効果、緊張の緩和、カタルシス効果など
③社会的効果
人と人との距離を縮め、社会的な相互作用促進する効果、集団の凝集性・仲間意識を強めるなど・・・
「森下伸也、もっと笑うためのユーモア学入門、新曜社より」
ラフターヨガは、1995年インド人医師であるDr.Madan Katariaと,その奥さんでヨガインストラクターでもあるMadhuri Katariaによって考案された 笑いによるユニークなエクササイズです。ラフターヨガの特徴は、誰でもユーモアやジョークに頼らず、理由なしに笑うことにあります。
最初インドで5人から始まったこのラフターヨガは、いまや全世界に広がり世界60カ国以上、約6000のラフタークラブがあります。
日本では、2007年5月に朝日新聞の朝刊で紹介されたのを皮切りに、テレビやラジオ、雑誌などのさまざまなメディアが取り上げ、徐々にではありますがその活動がスタートしました。
【ラフターヨガの効果】
ラフターヨガにも先の笑いの効果と同様な効果があると考えられます。
私たち名古屋ラフタークラブの調査からも、ラフターヨガ後には参加者の不安感、抑うつ感、疲労感などの減少が認められました（福島裕人、ラフター（笑い）ヨガの効果に関する基礎的研究、笑い学研究15、ｐ56～63）
2008年1月30日 NHK総合「ほっとイブニング」＆31日「おはよう東海」にて名古屋ラフタークラブが紹介されました！！
その他、CBCラジオ「多田しげおの気分爽快」、東海ラジオ「山浦ひさし 全力疾走」、メ～テレ「UP！」でも紹介されました。
また、日本経済新聞夕刊（2008年9月10日）、雑誌「わかさ」2010年9月号でも取り上げられました。
現在、定期的なセッションは実施しておりませんが、ご要望に応じて各種セミナーや講演を行っています。
詳細はメール等でお尋ねください。
・・・ラフターヨガはユーモアや冗談に頼らずに笑います。ですからユーモアのセンスも必要ありませんし、どなたでも笑うことができます。日頃笑いが少ないと感じている皆様に是非ご参加していただければと思います。
・・・ラフターヨガはヨガの呼吸法や瞑想を取り入れていますが、ヨガのポーズをとるものはほとんどありません。
・・・ご自宅でお笑い番組を見て笑うだけでも笑いの効果はいくらか得られると思いますが、ラフターヨガでは1回のセッションでおよそ20分～30分笑い続けます。普段お笑い番組を見るだけではそれほどの長い時間笑い続けることは無いと思われますので、運動としての効果も大きいです。
・・・セッションは各自の体調にあわせて参加していただいて構いませんが、ラフターヨガは笑いによって腹筋などを使う運動ですので、通院中の方は主治医の了解を得ていただきたいと思います。
※その他のご質問等ありましたら、下記名古屋ラフタークラブまでお気軽にお問い合わせください。
phone＆fax：052-875-4280（留守番電話での対応になることがあります）
※なお、電話やE-mailでのご相談には応じておりませんので、ご了承ください。
